聖地巡礼における注意点とリコメンド



聖地巡礼を行ううえで必ず心に留めておかなければならないことは、たった一つの単純な事。

【大原則】舞台先で迷惑をかけない

迷惑を掛けないためにはどうすればいいか?を考えながら行動しましょう。騒がない、荒らさない等自ずと分かることです。
もし、分からない方がいれば、以下のサイトを読んでから訪問しましょう。舞台先で通報されても誰も助けてはくれません。

舞台探訪まとめWiki 案内サイト


以下はこれまでの舞台訪問経験から思ったことです。


①事前準備は念入りに
 舞台先は観光地でない為、事前準備をしていないと迷います。また、場所を探す時間も掛かるので勿体無いです。
訪問経験を重ねれば地図に強くなれますが、効率が悪いのでオススメできません。

②装備
 舞台探訪では装備が重要です。


・必須:地図
 Google地図で家の配置まで分かる縮尺の地図にマーキングして資料を準備しておくと迷わなくて便利です。
ストリートビューで確認すれば尚完璧ですが、地図だけあれば十分です。
ちなみに、舞台先では地図を持ちながら歩き回るので、同業者がいればまずバレます。ちなみに、もってなくても何と無く同業者とわかるけど……
スタンド使いはスタンド使いに引かれるように、巡礼者は巡礼者を判別することが可能です。

・必須:カメラ
 これが無いと何をしにいくのか分かったものではありません。

・強く推奨:スマートフォン
 舞台先でGPS機能を持つ地図を持つ事ほど心強いものはないでしょう。別に使わなくても目的地に辿り着けますが。
 もともと私はスマートフォンを持っていなかったのですが、一度持ってしまうとその便利さに病みつきなってしまいます。
 とにかく、現場で調査できるメリットは素晴らしいです。
 絶対に持っていったほうが良いですが、月5000円ほどの出費が嫌な方は、格安SIMカードを使って、ネットだけ使えるものにすれば良いと思います。
 月1000円の価値はあります!

・強く推奨:予備電池、予備SDカード
 現場で充電切れになるほど悲しいものはありません。実際に経験しましたが、残容量が2本になると結構あせります。
都会であれば現地で調達はできます。

・推奨:ネット環境にある携帯電話
 電車で巡礼する場合、駅探で最短ルートを頻繁に検索する必要があるからです。

・推奨:カーナビ
 地図だと運転中何度も見ながら運転しなければならないし、間違った判断をしてしまう可能性があります。
都心部では右折左折禁止、一通、そして渋滞情報は重宝するでしょう。
また、田舎部では本当にこの道であっているのか?と心配になりかけたときに心強い味方となるでしょう。
更に、高速道路ではJCTや出口を間違わずに済みます。初期投資は必要ですが、行く場所が普通の人では行かない場所であるだけに欲しい所です。

・推奨:非常食
 巡礼していると予期しないトラブルや時間の問題、田舎過ぎて店がないという理由で朝昼飯抜きということはしばしば発生します。
どうしても小腹がすいてしまう方は非常食を持っていくことをお勧めします。

・任意:ナイロン製の入れ物
 私は100均一で買える繊維が入った頑丈な袋を常備してます。この中にレシートやパンフレットなどを入れていきます。
探訪先では整理する時間なんて無いので、とりあえずこの袋の中に絶対入っていればいいやという感じです。

探訪先から帰ってきたら、袋はこんな感じになってます。

・任意:油性のペン
 私は紙に印刷して探訪をやってます。しかし、沢山訪問場所があると何処を探訪したのか分からなくなってきます。
そこで、油性のペンでマーキングを入れながらやると楽です。ペンはリュックサックの肩掛けに引っ掛けると良いです。
印は一筆書き。
水性、ボールペンでは雨の日にすぐ駄目になるので使えません。

③お金は余裕をもつ
 予め断っておきますが、現在住所から近場でない限り、聖地巡礼はお金のかかる遊びです。ある意味で旅行の一種なのですから。
学生であればお金がない代わりに時間があるので特に気にしないのですが、社会人になると時間が限られた中で巡礼する必要があります。
時間の都合のため、途中で順路変更や交通手段の変更をしたり、財布を落とすなどトラブルが発生したりする事があります。
舞台先では自分の力で何とかしなければなりませんが、お金があれば大抵の事はなんとかなります。

④時間にはゆとりを
 休憩を取ったり道に迷ったりすることを考慮して、余裕を持ったスケジューリングをしましょう。
時間がない時は、タクシーを使うことも躊躇ってはいけません。
また、どうしても間に合わない、次の撮影ポイントが分からないということは頻繁に発生します。
頑張って探すのも手ですが、体力と時間を考慮して時にはあきらめるという英断を下すことも必要です。

⑤早起きは三文の徳
 市街が聖地である場合は、かなり朝早くに行かないと人が多すぎて撮影なんか出来ません。
朝6時起きは普通であり、時には朝5時起きなんていうこともあります。いい写真を撮るためには、誰も行かないようなときにこそっと行く以外に方法はありません。

⑥天候と活動時間
 基本的に天候:晴れ、時間:太陽が昇っている間です。天気予報と日の出時刻と日の入り時刻をチェックしておき、西日となるまえに活動を終えるのが理想です。
西日になると雰囲気ががらりと変わってしまいます。夕焼けの風景を撮りたいのでない限り、西日は敵です。朝日も敵ですが、西日よりかはマシです。
時と場合によって夜の風景、雨の風景も必要かもしれませんし、もしかしたら雪の風景も必要かもしれません。
天候までは操れないので人事を尽くして天命を待ちましょう。

⑦燃料は満タンを心がける
 車で聖地巡礼する場合は基本的にド田舎を巡ることになると思います。田舎では都会と違いガソリンスタンドの間隔も疎らです。
また、町から町まで峠を越える必要がありますが、万が一峠の途中でガス欠なんかになったら死活問題です。
田舎の峠道を越えるときは冗談抜きで道以外本当に何もありません。 一般的な旅行にも当てはまることですが、こと聖地巡礼においては燃費と残容量をみながら適宜補充して旅に出ましょう。

⑧交通手段について
舞台には色んな方法で行く方法があります。これまでの経験を纏めてみました。

手段 コスト 利便性 時間 その他メリット その他デメリット
公共交通機関 安い 都会は交通網が発達している
田舎の場合、
次のバスや電車待ちで
数時間待たなければ
ならないことも
時刻表に合わせて
旅程を組む必要がある。
鉄道に詳しくなれる 事故などで運休になった時のダメージが大きい
自家用車 高い 都会はメリットが薄い。
田舎はDoor-to-Doorで
移動が可能なので効率的
自分のペースで巡礼できる。
突然の工程変更も可能。
地図に詳しくなれる 渋滞に嵌ると計画が大幅に狂う
ツアー かなり安い 時間に束縛される。
活動時間が短い。
トラブルがあっても
何とかしてくれる。
自力でなんとかする
力が付かない。

⑨舞台は生き物
 アニメ等で背景として使われることで、舞台は生まれます。
舞台の現場では人が居たり、車が止まったり、雷雨だったりします。刻々と舞台は変化し続けます。
そして、改修工事、取り壊し等で舞台は死にます。

⑩恥をすてよ
 時には通常人がいるはずがない所に行かなければならないこともあります。回りの通行人からは奇怪の目で見られるでしょう。でも、恥ずかしいなんて言ってられません。


 舞台訪問をするにあたり、独断と偏見でランクを付けています。

難易度 羞恥心 迷惑度
D 簡単に見つけられる
C 探せば見つけられる
B 探しても見つけにくい
A 探してもかなり見つけずらい
S 不可能
アクセスの難易度、駐車スペースからの距離、交通手段などの要因も考慮します。
D 人が全くいない
C 人がいるが、断続的
B 人がいて断続的ではない。
A 人通りが多く、恥を忍んで撮影
S 人が非常に多く特異な撮影の為、かなり恥を忍んで撮影する必要がある
ただし、普通の格好をしていることが前提。時間帯によってランクが変わります。
D 公共の場所・観光地であり問題が無い
C 特定の建物
B 住宅地
A 一般住居の前
S 最悪通報されるかも
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